可能性を秘めた新たな資源「微細藻類」で、人・社会・環境が一体化した循環型事業を構築する

株式会社 ロート・F・沖縄

沖縄県

代表取締役社長
中原 剣

2023.11.06 UPDATE

step up研修あり

新規事業 × 6次産業化

profile

企業・経営者プロフィール

  • 株式会社 ロート・F・沖縄

    我々は『生命はつながりの中に宿る』という思想を元に、人と社会と環境とが一体化した循環型事業の構築を目指しています。健全な生命を生み出すために健全なつながりを創り出していこう、という考え方です。我々はそのつながりの原点として35億年前に光合成という反応を生み出し、地球の生態系を作り上げてきた微細藻類という生物に注目しています。

    微細藻類は35億年前に光合成という反応を生み出し、大気とともに地球の生態系を作り上げてきた生物です。近年のバイオテクノロジーの進化により、この生命の原点ともいえる微細藻類を新しい資源として人類は扱えるようになりました。現在、我々は日本一の海洋深層水の取水量を誇る久米島(沖縄本島から西に100kmほどの場所にある離島)で微細藻類の6次化を通して循環型事業の構築を進めています。

    • 2010年9月 沖縄での新規事業を進めるための企業として設立。
    • 2016年4月 久米島で海洋深層水を活用した農業生産を開始。(冷たい深層水を使った冷熱農業で、夏でも冬の野菜を作ることが可能です。現在も事業継続中。)
    • 2020年7月 微細藻類の生産にむけた開発に着手。
    • 2021年7月 第一弾製品として微細藻類からとれる青色色素を活用したクラフトビール(612ビール)の開発に成功。
    • 2021年10月 Caféの運営を開始。
    • 2022年2月 微細藻類の研究開発加速のため(株)OPバイオファクトリーとの協業開始。
    • 2023年3月 微細藻類栽培を推進するための標準作業手順書ver.1.0が完成。

     

    – HP:https://www.kumejimarl.com/

    – ロートリリース①(2021年:ビール販売):https://www.rohto.co.jp/news/release/2021/1008_01/
    – ビアジャーナリスト特集記事(2021年):https://www.jbja.jp/archives/37913
    – 朝日新聞(2022年):https://www.asahi.com/articles/ASQD95V9JQD9DIFI00C.html
    – ロートリリース②(2022年:AMUラボ発足):https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/technologyrelease/2022/0224_01/
    – 日経BP 海洋温度差発電特集(2022年:久米島海洋深層水):https://project.nikkeibp.co.jp/ms/atcl/19/feature/00007/00066/?ST=msb
    – OPバイオファクトリーリリース(2023年:藻類パスタ販売):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000083443.html

    ※弊社は、ロート製薬のグループ会社です。 ロート製薬の存在意義(パーパス)は、世界の人々に商品やサービスを通じて健康をお届けすることによって、取り巻くすべての個人や社会の「Well-being」に貢献していくことです。
    *ロート製薬HP:https://www.rohto.co.jp/

  • 中原 剣さん

    • 1977年生まれ、東京都出身。小さな頃から生物が好きな少年だった。
    • 小学生の頃、体操マットで遊んでいる最中に窒息しかけ、空気の大事さに気づく。その後、理科の授業で空気が光合成という反応からできていることを知り、植物に興味を持つ。
    • 1995年4月 : 東京学芸大学進学。理科教員を目指していたがバイオテクノロジーの授業に刺激を受け、光合成の研究者になることを決意。大学3年生の時(1998年)に飛び級で奈良先端科学技術大学院大学へ進学。日本学術振興会特別研究員(DC1)に採択(2000年4月~2003年3月)。
    • 2003年3月 : 光合成の研究で博士号を取得。在学中から研究以外にも光合成に関わる産業に興味が湧き、服飾、農業、畜産などの各種産業のインターンに参加。
    • 2003年4月 : 株式会社ヴィラデストガーデンファーム&ワイナリーに入社。ワイナリーの立ち上げに参画。畑の開墾からブドウの栽培、ワイン・シードル・蒸留酒などの醸造を行う。
    • 2005年4月 : ワーキングホリデーでカナダへ渡航。ログハウススクールに通った後、自給自足している家族の元を放浪。帰国後は富山の宮大工の元で見習いとして働かせてもらう。職人としての才能の無さを痛感し、研究の世界に戻ることを決意。
    • 2006年3月 : 株式会社ネオモルガン研究所(現:株式会社ちとせ研究所)に入社。事業開発員として研究を事業に変える仕組みを学ぶ。特に微生物を活用した発酵業界に育ててもらう。
    • 2011年7月 : 光合成をする微生物、『微細藻類』という生物に出会い、そのポテンシャルに魅了され事業部を立ち上げる。トレンドに乗り、国内微細藻類業界のリーダー的立場になる。2013年に取締役に就任。最高光合成責任者CPO(Chief Photosynthesis Officer)として複数のクライアントと共同で大小10の新規プロジェクトを立ち上げ、そのうち3つのプロジェクトをスピンアウトさせた。そのうちの1つである株式会社タベルモは、2018年5月に大手商社と大手VCから17億円を調達した。その後、微細藻類産業の国家戦略方針策定に関わった後に退社。
    • 2020年4月 : ロート製薬株式会社に入社。アグリテック開発部の部長に就任し、新規事業として久米島で地域資源(海洋深層水)×微細藻類の組み合わせから持続可能な社会モデル構築を目指す。
    • 2021年7月 : 株式会社ロート・F・沖縄の代表取締役に就任(兼任)。
    • 2021年10月 : 第1弾製品となる微細藻類からの青色色素を利用したクラフトビールの販売開始。6次化の布石となるCafé(くめじまーるCafé)をオープン。
    • 2022年2月 : 株式会社OPバイオファクトリーとの微細藻類共同研究拠点「AMU LABORATORY」設立。
    • 2023年3月 : 微細農業の一般化に向けた標準手順書ver.1.0が完成。

step up研修あり

この求人では、実務と並行してVFJ独自の研修
プログラム「step up研修」に参加いただけます。
研修にて、経営知識の取得や起業家マインドの
醸成をバックアップします。

introduction

企業紹介

会社のビジョンとその想い

当社は『生命はつながりの中に宿る』という思想を元に、人と社会と環境とが一体化した循環型事業の構築を目指しています。健全な生命を生み出すために健全なつながりを創り出していこう、という考え方です。弊社は、そのつながりの原点として35億年前に光合成という反応を生み出し、地球の生態系を作り上げてきた微細藻類という生物に注目しています。

会社として中長期の経営プラン

まずは微細藻類という人類にとっての新しい資源の認知度を上げていくことに全力を注ぎます。そのために2024年度中に久米島で日本初の観光藻園を設立し、久米島に来る年間10万人の観光客のうち30%となる3万人の来客者数を目指します。SNSを介してオフラインからオンラインへの導線を育ててつつ、新規商品を年間3種類以上販売できるように開発を進めていきます。設立から3年後までに事業を軌道に乗せることを目指します。

起業家・経営者として大切にしていること

3世代先(孫の代)の人類にもつながる事業であるか、ということを意識しています。3世代としているのは100年も経てばまた新たな技術革新が起きていると思うからです。最新テクノロジー(西洋的価値観)×自然の循環摂理(東洋的な価値観)の双方が融合していった先に今後の人類の進むべき道があると信じて日々仕事をしています。

自社の魅力や雰囲気

性格も特技もバラバラな個性的なメンバーがそろっていることもあって、それぞれのキャラを発揮した活動的な雰囲気のチームになっているかなと思います。女性の割合が高く、明るくて優しい人が多い印象です。お子さんがいるメンバーも多いので、飲み会などはちびっ子たちも参加してより一層賑やかなものになります。

VFJで採用する人に2年間どのような仕事を任せたいと考えているか

微細藻類の6次産業化を進めていくにあたっては、生産から販売まで多種多様な仕事があります。この仕事だけやればいい、というような分業的な任せ方はせず、社会とのつながりを意識した場合どのような仕事が必要か、から考える。任せるというより一緒に創り出していく、というイメージです。

VFJの仕事でどの様な経験やスキルを得て、どのように成長できるか

一つ一つの仕事をつながりで捉えることで、事業を生み出すまでの一連の流れを経験することができます。その経験は社会の仕組みを俯瞰的に見る視点の獲得につながり、自分のやっている仕事が社会のどの部分に繋がって、どのように価値を産み出しているのか、を現実感を持って理解できるようになります。

VFJで採用する人に期待すること

仕事は与えられるものではなく自分で創り出していくもの、という能動的な姿勢を期待します。経営側に入るということは、自分なりに価値を考え、それを仕事で形にし、仕事を介して社会に価値を問う、という立場を目指すことです。試行錯誤の連続に立ち向かう胆力や精神力は主体的に取り組む姿勢から生まれるものだと考えています。

VFJで採用する人に経営者として伝えたいこと・身につけてほしいこと

自分の価値を社会の価値につなげていく方法を身につけてもらえればと思います。仕事といっても世界観を描くような抽象的なものから、日々の売上管理のような実務的なものまでスケール感もレベル感も様々です。それらが全てつながって生物のように動く事業の奥深さ、難しさ、面白さなどを伝えられればと思います。

地域の魅力

久米島には山があり、森があり、さらには日本一の取水量を誇る海洋深層水もある。山から海まで小さいながら豊かな地域資源に恵まれた島です。島全体がパワースポットと言われるほどいい気が流れ、住んでいる方々もおおらかかつオープンで島外からの移住者にも優しく接してくれます。伸びシロが沢山ある久米島に是非お越しください。

VFJで自社にチャレンジしてくれる方へのメッセージ

私自身、若い頃に俗にいうレールから外れて色々と経験してきましたが、結果的にその頃の経験値の幅が今の自分や仕事につながっていることを良く感じます。我々の事業はまだ誰もやったことのない、人類の未来を切り開いていく取り組みです。ここで得られる全ての経験値は皆さんの将来の糧になりますので、興味を持って頂いた方は是非応募してみて下さい。
一緒に働けることを楽しみにしています!

requirements

募集要項

株式会社 ロート・F・沖縄

採用情報

職種名

微細藻類事業の6次化推進担当
(微細藻類を使った観光農園の立ち上げ・運営、新商品開発)

仕事内容

我々は『生命はつながりの中に宿る』という思想を元に、人と社会と環境とが一体化した循環型事業の構築を目指しています。健全な生命を生み出すために健全なつながりを創り出していこう、という考え方です。我々はそのつながりの原点として35億年前に光合成という反応を生み出し、地球の生態系を作り上げてきた微細藻類という生物に注目しています。

微細藻類は植物に匹敵する多様性と存在量を持ち、医薬、食、農、畜産、水産、素材、化学、ハイテク等まで様々な分野への事業展開が可能な新しい資源です。光合成によりCO2から原料を生み出せるその持続可能な資源性に年々注目度が増してきており、国内外で次々と微細藻類スタートアップが生まれ、大手企業も開発に参入し始めています。

 

現在、我々は日本一の海洋深層水取水量を誇る久米島で、微細藻類を使った循環型事業モデルの構築を進めています。これまでに「微細藻類の栽培(1次産業)」「微細藻類の加工(2次産業)」「微細藻類製品を使ったサービス(3次産業)」に取り組み、これからいよいよそれらをつなぎあわせた6次産業化に向けて動き出そうとしています。

具体的には、2024年度中に日本初の微細藻類の観光農園をオープンさせ、微細藻類という新しい資源の可能性を世の中に発信していく予定です。久米島で世界一コンパクトな微細藻類の農園を作り、栽培する様子を見てもらいながら人々の生活に届く製品・サービスを提供していく。そんな微細藻類の6次化を通して、持続可能な循環型事業モデルを構築していきます。この取り組みでは、設立から3年後までに事業を軌道に乗せることを目指します。観光農園では、久米島に来る年間10万人の観光客のうち30%となる3万人の来客者数を目指し、新規商品を年間3種類以上販売できるように開発を進めていきます。

 

今回来ていただく方には、上述の「微細藻類を使った観光農園」事業の立ち上げや新商品開発を通じた、6次化の動きを促進し、循環型事業モデルの実現に向けて動いて頂きます。6次化を進めるにあたっては、栽培⇒加工⇒販売までの一連の流れを知り、多様なアクターと連携しながら、事業開発・推進の様々なフェーズを担っていくことが必要となります。そのため、まずは半年ほどかけて一通りの現場を経験して頂いてから、下記の担当に移って頂きます。

 

1)観光農園の立ち上げ・運営:
観光農園の立ち上げ・運営通じて、地域内外の多くの方に微細藻類の可能性や魅力を知って頂き、微細藻類を使った循環型事業モデルの環を広げていくことを目指します。
・主な仕事内容:観光農園全体や農園内のカフェのブランディング・マーケティング、地域コミュニティとの連携、イベント企画・運営、広報やPR活動など、農園の定常的な黒字化と訪問者増に関わること全般。

 

2)BtoB, BtoCの新商品開発:
社内の栽培・加工部門、地域内外の各種パートナー、地域コミュニティと連携しながら、微細藻類を使った商品開発を行って頂きます。
・主な仕事内容:関係者へのヒアリング(対企業、対個人)、情報収集、新商品の企画書作成、関係者との交渉や新規パートナーの開拓、新商品の販売に向けた準備、新商品発売後は収支管理や売上向上を目指した施策の検討・実施等

 

※1,2共に、経営者やチームメンバーもサポートします。また、ご本人の希望や特性に応じて、どの箇所をメインで担当していただくかはご相談させて頂きます。

親会社について

弊社はロート製薬のグループ会社です。
ロート製薬の存在意義(パーパス)は、世界の人々に商品やサービスを通じて健康をお届けすることによって、取り巻くすべての個人や社会の「Well-being」に貢献していくことです。

本求人はロート・F・沖縄での募集となりますが、雇用形態は「ロート製薬へ入社後に子会社であるロート・F・沖縄へ出向」という形式であり、選考過程の一部にロート製薬の担当者が立ち会う可能性がございます。
*ロート製薬HP: https://www.rohto.co.jp/

就業場所

沖縄県久米島町

必要な学歴

特になし

必要な経験

  • 大きなことでも小さなことでも自分の意志で行動した経験
  • Word、Excel、Power Pointを利用してレポート作成・プレゼンなどを行った経験

必要な資格

自動車免許(※自動車免許は入社時までに必要)

求める人物像

  • 新しい農業を広げていく、という目標に共感できる方
  • 自分の気持ち・感性に素直な方
  • 自分の頭で考えることが好きな方
  • 自分がどんな仕事に向いているかまだわからない方
  • 物事の構造・仕組みから考えるのが好きな方
  • 好奇心旺盛でとにかく色んなことに挑戦してみたい方
  • 多様な価値観を認められる方
  • 事業の作り方に興味がある方
  • 地域創成に興味がある方
  • タバコを吸わない方

雇用形態

契約社員(ロート製薬へ入社後、子会社であるロート・F・沖縄へ出向)

雇用期間

入社2年経過後、求職者が継続するかを意思決定可能。
※2年後の可能性としては、①ロート・F・沖縄での社員雇用、②ロート製薬での社員雇用、③契約延長・業務委託での業務継続など、ご本人とロート・F・沖縄、ロート製薬の中で対話を進めていく予定です。

選考プロセス

書類選考⇒面接⇒採用
※面接は複数回実施する可能性があります。

募集期間

2024月1月31日まで

就業時間

9:00~17:55(休憩60分)
フレックスタイム制 10:00~15:00(コアタイム)

賃金

新卒・第二新卒問わず、月給190,000円

求人数

1~2名

福利厚生・待遇・社内制度

  • 時間外労働 : 月平均30時間程度(基本給と別に残業手当が出ます)
  • 通勤手当 : 無し(社用車支給)
  • マイカー通勤の可否 :
  • 社用車 : あり
  • 各種手当 :
    – 所定の労働時間(基本給に一定の時間外相当分を含む場合はその時間を含む)を超えて労働した場合は、その実労働時間について通常の労働時間に対して支払われる賃金の3割増額を支給する。但し、1回の労働時間に15分未満の端数が生じた時は15分単位として計算する。
    深夜(午後10時より翌午前5時の間)に労働した場合は前条に準じ、割増率を3割とする。時間外の深夜に労働したときは、割増率を6割とし、休日の深夜に労働したときは割増率を6割5分とする。
    – 所定の休日に労働したときは割増率を3割5分とする。
    但し、半日休日ならびに休日に社内行事に参加してその前後及び途中に勤務した場合は時間加算を行なわない。
    – 60時間を越える時間外労働をしたときは、越えた分に対して割増率を5割とする。
    なお、この際の時間外労働には、時間外、休日労働を合算したものをいう。
  • 賞与 : あり、2カ月分
  • 昇給に関する事項 :
  • 休日等 : □月 □火 □水 □木 □金 ■土 ■日 ■祝
    – その他(年末年始 夏季休暇)

    – 年間休日日数 125日
  • 加入保険等 : 健康保険、厚生年金、労災保険、雇用保険
  • 試用期間 :あり
    期間: 3カ月、 試験期間中の労働条件:同条件
  • 育児休業取得実績 : 有り
  • 看護休暇取得実績 : 有り
  • 定年制 : 有り 62歳
  • 定年後の勤務延長 : 有り 65歳
  • 定年後の再雇用 : 有り 1年ごとの契約
  • その他 : 引っ越し費用は自己負担でお願いします/社宅を用意する予定です(家賃なし、光熱費はご自身で負担いただきます)/車は会社からリース車を貸与予定です

会社概要

設立年(西暦)

2010年9月17日

年商

非開示

社員数

役員2名(他に、外注のパートアルバイトが5名います。)

所在地

沖縄県うるま市石川嘉手苅961-30

電話番号

098-965-3400

FAX

098-993-7899

entry/contact

2年後の自分は、
今日の挑戦で変わる。

エントリーは、面談・ご相談からスタートします。
担当者がお話を伺いますので、お気軽にご連絡ください。