八葉水産は、ご家庭に笑顔と幸せを届けるべく美味しい水産加工品を製造販売している「日本の豊かな食」を支える食品メーカーです。設立から50年が経ってもなお、変わらぬ「味」を大切にしながら、時代と共に変化する消費者ニーズに合わせた「商品づくり」を行っています。現在一般的になっている食べ切りサイズの3段パック商品を、核家族化に合わせ、先駆けて展開したのもハチヨウです。

「素材そのものの美味しさ」を届けるため、八葉水産では美味しさの決め手となる目利きについて、イカを社長が、海藻を常務自らが行い、厳選した材料だけを仕入れることにこだわっています。素材は、産地や漁場、天候など様々な条件によって変わるため、良質な素材を見極め、仕入れることができるのは、長年培った経験と勘の為せる技です。

日本の海藻食文化は海外でも注目されています。

当社の技術力を結集し、海外向けの商品として「三陸産」のわかめやめかぶを使った調理用の海藻ソースを開発しています。アメリカ・フランス・オーストラリア・ベトナム・台湾などの展示商談会で商品の認知を拡大しながら、店頭の販売も実施し、「HACHIYO-SUISAN」ブランドと共に日本の「海藻」文化を世界に広めていくことを目指しています。

八葉水産のものづくりの原点は「人づくり」です。丁寧で真剣なものづくりの環境で人が育ち、その人がつくる商品がもっと良くなって、もっともっとお客さまに喜んでいただけることにつながります。

現在は20代30代の社員が社内の30％を占め、どの部署からも和気あいあいとした声が飛び交います。将来を担う若い世代との交流や商品開発の機会を設け、海の恵みの尊さや美味しさづくりの面白さを共有することも当社の大切な文化です。

八葉水産では既存事業の更なる効率化（自動化）と進化（新商品開発）を目指しながら会社の再編成を行う一方で、次なる発展に向けて新しい法人の立ち上げを考えています。今回はこの法人を一緒に立ち上げる「経営企画」の担い手を募集します。

私たちが新しい取り組みを行う理由として、「50年後も気仙沼の景色の一部でありたい」という夢があります。我々はこれまでの50年間、「より豊かに」「増やす」を当たり前とした世の中に生きてきました。八葉水産においてもお客様のニーズを満たす商品を開発しながら、会社としても発展できるよう注力し続けています。

しかし人口減を肌で感じる中で、50年後の気仙沼が近隣地域も包括できる「真の豊かさ」をもって「心地よい居場所」として存在し続けるために何ができるか、という事を考え始めた時、この新たな構想に思い至りました。

気仙沼市は「水産業」と「観光業」を基幹産業として位置付けています。気仙沼の豊かな資源を生かした「水産業」を担う八葉水産。そして、これから取り組む新事業は、もう一つの基幹産業である「観光業」にも寄与し、地域貢献にもつながる事業になると考えています。

当社のものづくりが目指す、50年後も変わらず次世代につなぎ続ける新しい美味しさの探究に、ぜひ一緒にチャレンジしてください。

この新規事業に携わることは、すでに成熟期にある八葉水産にあって、まるでスタートアップの立ち上げを経験するような仕事とご想像ください。まずは八葉水産にご入社いただき、全社の理解を深めた上で、常務の清水を始めとした少数精鋭のメンバーと共に新たな法人の立ち上げに参画していただきます。

多くの課題が待ち受けていると思います。しかし、それを乗り越えて新しい景色が見えたとき、他では得難い経験ができると信じています。あなたの起業家精神を存分に発揮して、私たちと面白い仕事をしませんか。