海外と日本をつなぐインバウンドをターゲットにしたホテルの事業拡大にチャレンジ

株式会社 ホテル佐勘

宮城県

代表取締役社長
佐藤 勘三郎

2025.3.31 UPDATE

step up研修あり

新規事業 × ホテル・旅館業

profile

企業・経営者プロフィール

  • 株式会社 ホテル佐勘

    開湯は飛鳥期。平安期に創業し、祖代は秋保の地で湯守と山守・川守となって、領内支配の一翼を担っていたが、徳川初期仙台藩主・伊達政宗公の湯浴御殿の湯守職となり、現在34代に及ぶ。昭和8年、株式会社ホテル佐勘を法人設立し、今日に至る。

    伝承千年の宿 佐勘

    https://www.hotel-sakan.com/

     

  • 佐藤 勘三郎さん

    東北学院大学経済学部卒業。

    19884月株式会社ホテル佐勘入社。
    1990年2月専務取締役就任。
    20058月代表取締役社長就任、氏名を佐藤善也から佐藤勘三郎に変更(襲名)現在に至る。全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会 常任理事、宮城県ホテル旅館生活衛生同業組合 理事長、宮城県中小企業団体中央会 会長などを務める。
    201210月厚生労働大臣表彰、
    201811月藍綬褒章受章。

step up研修あり

この求人では、実務と並行してVFJ独自の研修
プログラム「step up研修」に参加いただけます。
研修にて、経営知識の取得や起業家マインドの
醸成をバックアップします。

introduction

企業紹介

経営者インタビュー

どのような学生時代を過ごされたのですか?

学生時代は特段語ることのない学生でした。志望校には進めず落胆したものの、「置かれた環境で頑張ろう」と思って努力をしました。そのおかげもあって、準特体制として学業を終えました。

その頃は経営者になるという意識はあったのですか?

父親が海上保安官だったので、経営に触れる家庭ではなかったので経営者という意識は全くありませんでした。経営者になることを意識したのは、当時の交際相手がこの佐勘の娘さんだったので、その時に「結婚することになったら経営者になることもあるだろうな」と考えたくらいです。

その後、大学をご卒業されてどのようなキャリアを歩まれたのですか?

大学を卒業して、東京の社団法人日本能率協会という会社に就職をしました。会社はコンサルティング業務や見本市、展示会を行なっている会社で、当時はバブルが弾ける前後くらいだったので、日本のバイイングパワーの強い頃であの頃でしか学べないことをたくさん経験させていただきました。

当時の記憶に残っていることを教えてください。

日本能率協会では上場企業・非上場に限らず様々な企業の決算資料を出している「企業図書館」の運営をしていたのですが、私たち社員は無料で利用できました。私は東京に越してきて、週末は都会の生活を満喫していたのですが、意欲ある同僚や先輩たちは毎週末にその企業図書館で公認会計士や中小企業診断士の勉強をしていたのです。それを知った時に、意識の差を突きつけられた感覚がありました。さらなる高みを目指す同僚たちの姿を見て、私も大きな刺激を受けて学ぶようになり、今では当時の同僚がいたからこそ自分自身の今があると感じています。

その後、佐勘へ入社されるのですね。

いよいよ結婚をすることになり、同社を退職し、現在の佐勘へ入社することになりました。今では観光産業は8兆円産業に成長し注目され大学でも学ぶこともできるようになりましたが、当時観光産業は世間的には地位の低い時代でした。ある大学教授からは「観光産業なんて学問になるのかしら」なんて言われていました。私はなんとか観光産業引いては旅館業の地位を向上させたいという思いでこれまで様々な挑戦をしてきました。

経営者として大事にされていることは何ですか?

「仕事に対する思い入れ」を大切にしながらも仕事柄、柔軟思考をベースにしています。常に軌道修正しながら、ゴールにたどり着けるように考えていく必要があります。特に重要なのは、多数決や雰囲気で判断するのではなく、自分の中でしっかりと理論を組み立てながら、信念を持って判断することです。例えば、昨年大きな議論を呼んだ宿泊税の問題では業界の多くが反対する中で、広い視野で考え、反対しない立場を取りました。その結果、行政との建設的な対話が可能となり、全体として良い方向に進んでいます。また、政治的なものの見方や経済的な考え方、意見の違いがあっても、議論を通じて相互理解を深めることが重要だと考えています。

会社としてどのような事業展開を考えているのですか?

インバウンドをメインターゲットにしたホテル「KYOU BAR LOUNGE & INN」の展開、食品事業の立ち上げの展開を今後考えています。ラウンジホテルでは、地元の工芸作家と協力をして作品展示や実演、交流イベントなども企画し、地域文化の発信にも力を入れています。食品事業については、調理場で開発された商品(ピーナッツバターやドレッシングなど)の販売を計画しており、保健所OBの協力も得ながら現在販売へ向けて準備を進めています。

KYOU:https://www.sendai-akiu.com/

 AIやデジタル化についてどのようにお考えですか?

クラウドやPythonなどの技術は年齢的に難しいものの、経営者として否応に関わらず学ぶ必要があります。特にAIは急速に進化しており、今、頑張らないと二度と追い付けない可能性があります。ただし、便利になる一方で、セキュリティやプライバシーの問題にも注意を払う必要があります。情報漏洩のリスクに対しては、完全な防御は難しいものの、防御体制は責任ある企業として最低限整える必要があります。また、デジタル化については、すべてをデジタルに移行するのではなく、紙媒体とデジタルの適切な使い分けが重要だと考えています。弊社では長年守ってきた歴史と新しい技術を上手に活用しながら、事業を推進していきたいと考えています。

requirements

募集要項

株式会社 ホテル佐勘

採用情報

職種名

インバウンドをメインターゲットにしたホテル「KYOU BAR LOUNGE & INN」の収益拡大へ向けての企画・運営業務

仕事内容

「KYOU BAR LOUNGE & INN」の収益拡大するために、インバウンドをターゲットにしたイベントの企画・運営(例えば秋保の家具作家さんの作品展示・トークショー・懇親会など)や情報発信等を行なっていただく業務はもちろん、ご自身でアイデアを広げて事業プランを提示していただきチャレンジすることも推奨していきたいと考えています。日本と海外を繋ぐことに関心のある若者の皆さん、ぜひチャレンジをされてください。

就業場所

宮城県仙台市太白区秋保町湯元薬師

会社概要

設立年

佐勘の祖先は中世より秋保の地に土着し、旅館業については遅くとも江戸初期には宿屋を営む。
(法人設立 昭和8年)

資本金

5,000万円

社員数

230名

所在地

〒982-0241 宮城県仙台市太白区秋保町湯元薬師28

TEL:022-398-2233

FAX:022-398-2168

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