私たちを起点に、和菓子業界をアップデートさせる。伸びしろしかない和菓子業界で共に挑戦しませんか?

株式会社丸三老舗

茨城県

代表取締役
笹沼和彦

2024.10.12 UPDATE

step up研修あり

事業拡大・事業革新 × 和菓子小売業

profile

企業・経営者プロフィール

  • 株式会社丸三老舗

    文政5年創業。茨城県鹿嶋市にある鹿島神宮参道の老舗和菓子店。天皇陛下御献上、全国菓子博覧会での内閣総理大臣賞、観光長官賞など様々な賞を頂いており、全国の有名百貨店やラグジュアリークラスの外資系ホテルにもお菓子を納める、茨城の和菓子業界におけるトップブランドとなります。しかしながら現状に満足することなく、今後の日本人口減少や地方経済のシュリンクを見越し、首都圏マーケットや海外(インバウンド/アウトバウンド)向けで和菓子販売の強化を目指しつつ、100年後を見越した和菓子自体の価値のアップデートを目標にしています。
  • 笹沼和彦さん

    詳しくはnoteをご覧ください和菓子で鹿嶋を面白お菓子くしたい7代目

     

step up研修あり

この求人では、実務と並行してVFJ独自の研修
プログラム「step up研修」に参加いただけます。
研修にて、経営知識の取得や起業家マインドの
醸成をバックアップします。

introduction

企業紹介

創業200年、和菓子の丸三老舗です

はじめまして、丸三老舗です。「老舗」は一般的には「しにせ」と読みますが、当社の社名では「ろうほ」と読みます。当社は、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮参道に本店を構える、創業200年の和菓子店です。現社長の私笹沼が7代目を承継しています。

ここで、当社の歴史についてご紹介いたします。

当初は鹿嶋地域の住民向けにお饅頭や餅などを製造していましたが、戦後の高度成長期における国内観光ブームに乗じ、祖父である笹沼清一(5代目)が鹿島神宮への参拝客向けに日持ちのする羊羹(鹿島城羊羹)や最中(鹿島立最中)を土産物として販売し、大ヒットを記録しました。これにより、鹿嶋市(当時は鹿島町)近隣において有名な和菓子店へと成長しました。

さらに、父である笹沼清和(6代目)は京都の和菓子店で修行を積み、饅頭、餅、羊羹、最中といった伝統的な和菓子に加え、京風のエッセンスを取り入れた創作和菓子を提供することで、業績をさらに拡大させました。バブル期には次々と店舗を増やし、鹿嶋のみならず茨城東部から南部を代表する名店として、最大8店舗を展開するに至りました。

しかしながら、高度成長期からバブル期にかけて急成長を遂げたものの、90年代後半のバブル崩壊後には徐々に店舗数を減少させました。さらに、経営者の急逝に伴う経営体制の弱体化が始まり、会社経営が悪化の一途をたどることになりました。

私が事業承継をした時点では、経営が悪化し、財務状況が逼迫しており、当時の経営陣では打開策を見いだせない状態でした。そのため、会社再建・立て直しを目的として経営のバトンを引き継ぐこととなりました。

私自身のこれまでの歩みについて

ここで少し、私自身の話をさせてください。私は大学卒業後、和菓子の専門学校に通い、東京の有名店で修業をしていました。

しかし、働き始めて1ヶ月後、当時丸三老舗の経営を担っていた父が大病を患っていることが判明しました。そのため、修業先を辞めて家業に戻りました。まもなく父が死去し、その後の経営は四人兄弟である叔父たちに引き継がれることになりました。父の経営を助けるために戻りましたが、叔父たちが経営を担うのであれば、私は再び家業から離れることを決意し、全く異なる業界であるコンサルティング会社に就職しました。

その後、コンサルティング会社で約1年間仕事に没頭しましたが、時代背景もありハードワークが続き、ドクターストップがかかりました。これを機に営業会社へ転職し、ここでも仕事にのめり込みトップセールスとなり、仕事にまい進する日々を送りました。

しかし、2007年の秋、当時役員として会社経営に参画していた母から「経営状況が悪く、銀行に話をしに行かなければならないので一緒に来てほしい」と頼まれました。また、当時経営を担っていた叔父からも会社を頼まれ、急遽経営者となることが決まりました。そこからは、まずは経営の立て直しを主眼に会社運営を行い、5年ほどで財務状況が改善、徐々に認知度が県外へと広がり、売り上げがついてくる手ごたえを得ながら現在に至ります。

事業承継をした当初は、会社の財政状況を立て直すことに集中しました。毎日売り上げを立て、支払いを返済し、商売として当たり前の営みを日々繰り返しました。お金をかけずにできることを考え、まるでボコボコだった地面を平たんな道へと均すような作業を続けました。

「いいものを作っている」という自負があったため、徐々に会社としての信用を取り戻し、SNSの活用などを取り入れながら集客に力を入れ、ブランドを立て直すことに成功しました。現在、会社の経営状態は改善されています。

土台が固まり、会社経営を「守り」の状態から「攻め」の体制へと進化させていくのが、まさにこれからのタイミングです。

私たちを起点に、和菓子業界をアップデートする挑戦

会社の経営基盤が固まり、経営状態が回復した今、次のステップとして「攻め」に転じるフェーズに入ったと考えています。

この「攻め」のタイミングで私が感じているのは、和菓子業界にはまだまだ大きな伸びしろがあるということです。幸いにも、私は駄菓子の作り手としての知見と、一般企業でのビジネス経験の両方を持ち合わせています。このため、業界の「アタリマエ」に固執せず、既存の常識にとらわれずに柔軟にチャレンジすることができると考えています。

特に、和菓子に親しみのない若い方々や海外の方々に向けて、和菓子の価値をアップデートしていきたいと考えています。

たとえ話ですが、日本ではどら焼きの価格は200円~500円が相場ですが、パリに和菓子専門店を出店し、1つ1000円のどら焼きをヒットさせる。そして、それを日本に逆輸入するというような発想ができないか?ということ。

和菓子に親しみのない若い方々を引き付けるためには、ストーリーが重要です。そのストーリーを作り、伝え、新たな価値を創造することができます。

私たちを起点に、和菓子業界をアップデートしていくこと、それが今の私のミッションです。このミッションに共感し、一緒に取り組んでいただける方と出会えることを楽しみにしています。

VFJフェローに求めること

現在、当社の経営を支えているのは私と妻の二人です。これまではそれでうまく回ってきましたが、二人の限界が会社の限界になってはいけないと考えています。そこで、今回のVENTURE FOR JAPANを通じて、私たちと共に同じ目標に向かって進んでくださる方を求めることにしました。

たとえ職務経験や和菓子の知識がない新卒の方でも、意欲があり、同じ目標を共有し、同じ方向に向かって進んでいただけるのであれば、十分に戦力になっていただけると考えています。

これからの私たちの経営は、攻めに転じ、未開拓の分野にチャレンジすることの連続になります。一度のチャレンジで成功することは難しいかもしれませんが、失敗を重ねながら成功に向けて進み続ける覚悟です。

失敗を受け入れ、次に進むためには一定のタフさが必要です。タフさがあれば、失敗も含めてその過程を一緒に楽しむことができるでしょう。

このようなポテンシャルのある業界は案外少ないのではないかと思います。ポテンシャルや可能性があっても、取り組んでいる事業者が少ないのが和菓子業界です。そのような業界において、0からのスタートではなく200年の歴史と信頼を持ってこのチャレンジに臨めることが当社の強みです。このチャレンジをワクワクすると感じられる方に、ぜひ来ていただけると嬉しいです。

requirements

募集要項

株式会社丸三老舗

採用情報

職種名

和菓子プロモーションコーディネーター

仕事内容

和菓子の価値を国内外へ伝えていくこと、当社から和菓子業界のアップデートしていくことがミッションです。和菓子に接点のない人達(若者、海外の方)へ和菓子の良さを伝え、広げていく方法を経営者と共に戦略を考え実行していきます。特にこれから数年は海外マーケットへの進出へ事業の舵を切ります。海外進出においては既存のマーケティング手法とは全く異なるやり方を考える必要があることだと思っていますので、固定概念や「こうあるべき」を越え、和菓子と海外をつなぐ方法を模索します。
入社後のキャリアとして2つの方向性を考えています。
■経営・マネジメントの方向から関わる道
■「作り手」としての方向から関わる道
その方の適性や志向性とすり合わせながら、キャリアパスを描いて行って欲しいと思います。

■経営・マネジメントの方向から関わる道
現在は補助金を活用し海外展開を仲介する業者と連携しながら情報収集、戦略立てを進めています。海外での商談会への参加を通じた販売機会の創出や(イベント出店に向けて)海外版パンフレットの作成を始めとした広報物の作成などを経営者と共に行うことからスタートしていきます。まずはアメリカへの展開を考えていますが、その先の広がりも含めて、現在可能性についてリサーチしています。

■「作り手」としての方向から関わる道
和菓子にはそれぞれの作り方や素材にストーリーがあります。海外進出においてはそのストーリーを伝え、語りながら現地マーケットへとローカライズしていくことが必要なのではと考えています。それを語れるようになるためにも、和菓子作りの基礎を習得し、自身が「作り手」であり「語り手」となることを目指すのがこちらのキャリアパスとなります。自ら手に職をつけつつ、入っていくマーケットに暮らす人の嗜好性・味付け等に合わせたローカライズをし、その地域の特色に溶け合う新たな和菓子作りをすることで、マーケットを作っていくチャレンジです。

就業場所

茨城県鹿嶋市

必要な経験

特になし

必要な資格

自動車運転免許

雇用形態

正社員(無期契約)

雇用期間

2年間※正社員(無期雇用)の場合も、入社2年経過後、求職者が継続するかを意思決定可能となります。

選考プロセス

書類選考→面接→(インターン実施の可能性あり)→採用

募集期間

随時

就業時間

9時~18時

賃金

18万5000円~22万4000円

採用人数

2人

福利厚生・待遇・社内制度

  • 時間外労働 月平均5時間程度
  • 通勤手当 :月額4200円(社内規定に応じる)
  • 資格手当:3000円~30000円
  • マイカー通勤可
  • 社用車 :有り
  • 賞与 :有り ※業績に応じ支給
  • 社宅:有り(下津海水浴場まで徒歩10分)、水道料金無料、月1万円、入居者向けwi-fiあり
  • 休日等 :シフトによる
  • 加入保険等 :健康保険、厚生年金、労災保険、雇用保険
  • 試用期間 :有り
    – 期間 :3ヶ月
    – 労働条件の変更 :同条件
  • 育児休業取得実績 :有り
  • 看護休暇取得実績 :実績無し
  • 定年制 :無し
  • 定年後の勤務延長 :未定
  • 定年後の再雇用 :未定

会社概要

設立年

1977年4月26日(創業1822年)

年商

1.56億円

社員数

役員1名、正社員10名、バートアルバイト20名

所在地

茨城県鹿嶋市宮中1-9-22

TEL:0299-82-1727

entry/contact

2年後の自分は、
今日の挑戦で変わる。

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担当者がお話を伺いますので、お気軽にご連絡ください。