飲食業界の外側の視点で飲食業界そのものを問い直す。一緒にそんな仕事がしたい。

株式会社ハミングバード・インターナショナル

宮城県

代表取締役
青木聡志

2024.04.26 UPDATE

step up研修あり

事業拡大・事業革新 × 飲食業

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profile

企業・経営者プロフィール

  • 株式会社ハミングバード・インターナショナル

    創業は1958年。現代表、青木聡志の祖父と祖母が始めた「キッチンエリーゼ」という小さな洋食店からスタート。高度成長期は、5000円のステーキが飛ぶように売れたそう。その後、父が経営を引き継ぎ、1980年に仙台で初めてのパスタ専門店「ハミングバード」をオープン。スパゲッティといえばナポリタンだった時代に、さまざまな種類のゆでたてパスタを出すと評判になり、マスコミにも取り上げられて賑わう店舗に。1990年代後半から、現代表の青木と前社長の父親とで二人三脚で事業を拡大。現在は、「ハミングバード」のほか「炙屋十兵衛」など新業態の店舗も積極的に立ち上げ、現在9ブランド 16店舗を展開。

     

    【店舗】

    osteria humming bird(本町店)
    osteria humming bird(セルバテラス店)
    pasta & pizza humming bird(石巻店)
    trattoria humming bird(泉パークタウンタピオ店)
    trattoria humming bird(ララガーデン長町店)
    il centro humming bird(イルチェントロ ハミングバード)
    炙屋十兵衛(S-PAL店)
    究極の親子丼 炙屋十兵衛(三井アウトレットパーク仙台港店)
    南欧バル INATÕRA
    炉地BAR 八兵衛
    PASTINOVA(シャポー市川店)
    HUMMING MEAL MARKET COFFEE & BAR
    大衆酒場 稲虎2
    うどん酒場七右衛門 (S-PAL仙台店)
    新時代(仙台新伝馬町店)
    新時代(仙台駅東口ヨドバシ店)

    【グループ企業】

    株式会社 情熱ノチカラ
    株式会社 ミールマーケット
    株式会社 ハミングバード・ホスピタリティ
    株式会社 HBフランチャイズシステム

  • 青木聡志さん

    • 1975年宮城県仙台市生まれ。
    • アメリカ留学を経て、1998年に帰国し入社。
    • 2013年から現職。
    • 2024年4月、仙台市が運営する「仙台スタートアップスタジオ」内の、仙台・東北の経営者が事業の成長・拡大に向けた経営、組織づくり、販路拡大などに関してアドバイスを行う仕組み「アドバイザリーボード」に就任。

step up研修あり

この求人では、実務と並行してVFJ独自の研修
プログラム「step up研修」に参加いただけます。
研修にて、経営知識の取得や起業家マインドの
醸成をバックアップします。

introduction

企業紹介

入社直後~経営再建、そして事業の安定化

【入社前夜から入社直後の歴史】

日本の大学生活に空虚さを感じ留学していたアメリカに、父親から一本の電話が入りました。「帰ってきて手伝え」と。並々ならない緊迫感があったので「あ、これはやばいんだな」と、帰国を決意。長男だったので、いつかは事業を継ぐだろうとは思ってはいましたが、やむなく大学を中退して仙台に戻り、店を手伝うようになりました。その時は『自分がなんとかしてやる』という強気な気持ちでの帰国でもありました。

【既存店舗の建て直し】

当時、展開していた店舗は3店舗。私が任されたのは、開店して4ヶ月ほどの一番新しい店舗。経営状態厳しく、月間約200万の赤字を出してました。従業員の士気も低く、チラシを撒けばお客さまに「ああ、あの不味い店ね」と言われる始末。改善をしようにも、社長の息子ということでまともに取り合ってもらえず、結果、多くのスタッフは店を辞め、残ったのは、私とアルバイト2人。朝から晩まで働き詰め、でも給料もとれない日々でしたが、まずは、マイナスをゼロにもどそうと、とにかく勉強しました。

【ポストが赤いのも自分のせい】

お店の宣伝のために、立て看板を持って繁華街で大声を出して歩くことも。「なんでこんな思いを・・・」という気持ちもありました。でも環境のせいにしたくなかった。心身ともにきつかったですが、「ポストが赤いのも自分のせい」と思って頑張り続けました。全員で努力し、半年でどうにか店を軌道に乗せることができました。結果的に入社前の3倍、ランチだけならさらに売上げを伸ばすまでに至りました。

【経営安定化、そして新業態へのチャレンジ】

最初に取り組んだ店舗の経営が安定したので、今度は和食の店舗を整理し、新しい取り組みを始めました。例えば、これまでにないコンセプトの焼き鳥屋(炙屋十兵衛)。内装のデザインから料理構成、ネーミング、店舗イメージまで全てプロデュースしました。すると、それが大当たり。当時、仙台ではセンセーショナルな店だったんだと思います。イタリアンだけでなく、和食の店もやっていた経験が活きたのでしょう。結果的に、このお店のヒットがショッピングセンターのデベロッパーの方々などの注目を集めることになり、ショッピングセンターを中心とした商業施設への出店を加速させるきっかけになりました。その後も、さまざまな業態に挑戦し、経営を安定化させていきました。

for humming life~ビジョン・ミッション、社員への思い~

人材育成には力を入れています。やや強い言い方ですが「飲食業がさげすまれるのは、我慢がならない」のです。そう考えたきっかけは、辛い時代に残ってくれたスタッフへの感謝があります。

飲食業界に入ってくる人たちのなかには、学歴社会の中で“負け組“みたいな思いを抱いていて、自分の可能性に蓋をしている人も多い。でも、それが人として劣っているわけではない。学歴が全てではない。広い世界を見れば、誇りを持てるんじゃないか、そんなふうに思っています。だから、社名にもあえて「インターナショナル」と入れている。

自分は飲食業界を教育産業と思っている部分があります。飲食業のスタッフの仕事は何かと言うと「周りの人が何をしてほしいか考え、それをする」事ですよね?これって人が人間として大人になるための経験が出来る「場」なんですよ。飲食業の現場というのはそういう場。だから、自分は従業員のみんなを輝かす場を提供しているんだ、と自分の事業を捉えています。飲食業は教育産業なんです。だからこそ現場以外の学びの機会も多く用意しています。

「for humming life」。これは、私たちがお客様のハミングライフに貢献する、というスタンスを表明したステートメントですが、何よりも、社内、社員の「ハミングライフ」の実現を、私は考えています。

 

コロナ禍、そしてコロナ禍を越えて。

【コロナ禍。街を地域を背負う覚悟】

2020年。コロナが襲ってきました。自粛が始まった3月、何より自分たちの店、従業員を守る必要がありましたが、それ以上にこの業界、仙台の街のために何かしなければ、と考えました。その結果、考え付いたのが、本来自社企画として温めてきた「一割増食事券」の発行でした。これを仙台の外食産業全体で実行し、キャッシュを集められないか?そう考えて、「愛する店ドットコム宮城 」というクラウドファンディング、そしてファンドを3月中に急ピッチで立ち上げました。結果、クラファンクローズまでに2500万円を超える資金を集め、仙台の飲食店に還元させていただくことが出来ました。

その後も、緊急事態宣言下の飲食産業を守るべく「コロナ禍により激甚な被害を受ける外食企業の会」を発起。宮城県に対して、県下19,000店舗の飲食店、飲食業の実態説明と、時短要請協力金の要望書をとりまとめ、副知事に要望を提出するなど、地域を支えるために動きました。

自社はもちろん、何より、この業界、この街、この地域を守る一身で行動しました。

結果かどうか分かりませんが、その後楽天野球団さんから「東北ヒーロー賞」を授賞いただく光栄に預かりました。

自社の事業も止まる訳にはいきません。地元のタクシー会社さんと組んで「タクデリ」というタクシーデリバリーシステムを立ち上げたり、独自にデリバリー専門店「宅配研究所」をオープン。持ち宅市場に参入しました。

また、2021年には、イオン内フードコートの運営を受託(現在は閉店)。「ラーメンビリー」を展開する「情熱のチカラ」社をM&A。新業態である「新時代」のFC事業に乗り出すなど、爆速で事業を推進していきました。

残念ながらコロナの影響は避けられず、やむなく閉店した店や業態転換した店舗もあります。ですが、この経験は今後の会社の礎となります。そしてそれゆえ、コロナが晴れた今、より速度を上げて、様々なチャレンジをしていきます。

 

今後の計画

今年(2024年)、仙台市の南に位置する名取市閖上に工場を作り、市に3カ所あった工場を集約しました。目的は将来的な店舗展開を見据えた際の、生産能力の拡大と、生産効率の向上です。総投資額は4億円です。660平方メートルの敷地面接の中で、主にパスタやラーメンの麺などを作ります。将来的にはおよそ100店舗分の製造を賄える工場に育てたい、と思っています。

これは非常に大きな投資です。でも、成長のために、社員にさらに上の世界を見せるために、世界中の顧客にハミングライフを届けるための挑戦だと思っています。

直近では、新店舗の開業や人流の増加による影響も考慮し、2024年3月期の売上高は前期比7割増の26億円を見込んでいます。

注力していることの一つは、フランチャイズチェーン(FC)展開や首都圏への店舗拡大の計画で、2024年3月には初めてフランチャイズショーに出展。新たなフェイズでの成長の手応えを感じています。数字のターゲットとしては、25年3月期は30億円を目指すつもりです。友人の経営者とよくこんな話をします。「売上のケタを変える」、と。まだ、明かせない計画も含めて、これまでとは質感の違う次元、店舗数、あるいはビジネスモデルを構想しています。あらゆるチャンスにチャレンジしていくつもりなので、是非、ジョインして楽しんで欲しい、と思います。

 

requirements

募集要項

株式会社ハミングバード・インターナショナル

採用情報

職種名

マーケティング担当

仕事内容

【①ビジネスパートナーとして】
自分が考えている構想に「奥日本構想」というものがあります。例えば、今世界では、4000年前のワインということで「グルジアワイン」が注目されていますが、東北にもそういったリソースは数多くある。東北にいる自分たちとしては、首都圏と東北の比較で首都圏に追いつくのではなくて、東北そのものを発信したいのです。「DEEP JAPAN/奥日本」として。そんなことがやりたい。
この仙台商圏というよりミクロなマーケットに対しては、まちづくりそのものに貢献していきたい。例えば、仙台は近年「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」が有名になってきていますが、実は、戦後の仙台のジャズ文化と、日本のエンタメカルチャーは深い関係があったりする。そういった文化と連動したビジネススキームの開発などもしていきたい。
自分はとにかく、色んなアイディアが湧きまくるので(笑)、それを一緒に、新鮮な視点、・部性をもって形にしていくパートナーとして仕事がしたいです。
【②マーケティング担当として】
実は、マーケティングは最も課題を感じている領域です。ECやDXについては、残念ながら自社は全然遅れていると思っています。広告宣伝、マーケティングは不得手と思う。まだまだ出来ると思っているんです。
革新的なことを色々している企業に見られがちですが、自社もまだ飲食業の常識にとらわれていると思っています。例えば「メラビアンの法則」というものがありますね?「人は93%を視覚・聴覚で判断する」というアレです。人が味覚で判断する部分というのはたったの1.3%です。ですが、飲食業の職人はその1.3%にこだわってしまう。もちろん、おいしいものを出すのは当たり前に大事です。ですが、おいしくても、お客様に届かなくては仕方がない。それではバズらない。実はこういうことが非常に重要だと思うのです。
幸い、わが社は、料理が好きなスタッフ、人が好きなスタッフ、独立を目指してガッツをもって仕事に取組みスタッフ、そういった素晴らしい人材にはとても恵まれています。ですが、そういったいわば「飲食人」と同等に、この後生き残っていくためには、「異能の人材」「非・飲食的発想の人材」の視点が欠かせないと思っています。
「どうやったら売れるのか?」「何が付加価値か?」「何を際立たせるのか?」
飲食業の常識に基づいたプロダクトアウトではなくて、あくまでマーケットインで、数値、事実、感覚を使って、飲食の外側から、飲食業を考えて欲しい。外部性、理系性から、業界の常識にとらわれない発想をして欲しい。
マーケットと対話をして、ロジカルに考えて、クリエイティブに見せる、そういったマーケターとしての仕事を期待します。

就業場所

宮城県仙台市

必要な学歴

大学院卒、大学卒、高専卒

必要な経験

特にありません。

必要な資格

特にありません。

求める人物像

  • マーケティング、デジタル、といった、今現在自社にない視点を持ち寄って頂ける方。
  • 飲食業に対して、ある種の批評性をもって、でも飲食業に興味と愛情をもって関わって頂ける方。

雇用形態

正社員(無期雇用)

雇用期間

入社2年経過後、求職者が継続するかを意思決定可能

選考プロセス

書類選考→カジュアル面談→面接→採用

募集期間

〜2025年3月31日

就業時間

9時00分〜18時00分(休憩60分)

賃金

月給213,000円〜

求人数

1名

福利厚生・待遇・社内制度

  • 時間外労働 : 有り。月平均16時間程度
  • 通勤手当 : 有り(上限月2万円)
  • マイカー通勤の可否 :
  • 社用車 : 無し
  • 諸手当・賞与 :年2回※業績による
    – 扶養手当、食事手当
  • 昇給に関する事項 : 有り
  • 休日等 : 月8日
    – 年間休日数 : 100
  • 加入保険等 : 健康保険、厚生年金、労災保険、雇用保険、国民健康保険組合
  • 試用期間 : 無し
  • 育児休業取得実績 :有り
  • 看護休暇取得実績 :有り
  • 定年制 :有り(60歳)
  • 定年後の勤務延長 :有り/ 無し
  • 定年後の再雇用 :有り/ 無し

会社概要

設立年(西暦)

1958

年商

20億円

社員数

正社員92名、バートアルバイト689名(2024年4月)

所在地

本社 : 宮城県仙台市青葉区本町2丁目6−16 青木ビル

電話番号

022-225-0522

FAX

022-215-6509

entry/contact

2年後の自分は、
今日の挑戦で変わる。

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