第08期
千田 万由子
現役フェロー(第二新卒)
新卒で大手不動産会社に入社し、海外事業部でアメリカの不動産投資に携わっていた千田氏。安定した環境で大きな仕事に関わる一方、「利益を追い続けるだけでは、自分が本当にやりたい仕事とは違うのではないか」という違和感を抱くようになった。 自分のキャリアを自分で切り開くため、第二新卒としてVENTURE FOR JAPANに参加し、縁もゆかりもなかった北海道のまちづくり会社へ。現在は、遊休不動産の再生や住民ワークショップ、実証実験の企画などを通じて、地域に新しい価値を生み出す仕事に挑んでいる。なぜ大企業を離れ、地方のベンチャーを選んだのか。仕事の「手触り感」、成長の実感、そして自分らしいキャリアのつくり方について伺った。
千田 万由子
入社2年目の終わりから3年目にかけて、海外駐在を含む今後のキャリアを考える機会が増えました。大企業には安定や規模の大きな仕事という魅力がある一方で、組織の都合によって自分の進む方向が決まりやすいことにもどかしさを感じていました。
20代は、まだ何者でもないからこそ自由に挑戦できる時期です。その時間を、会社に用意されたキャリアだけに委ねてよいのか。さらに、利益を追い続けることだけが、自分の本当にやりたい仕事なのか。そう考える中で、「自分のキャリアは、自分の手で選びたい」という気持ちが強くなっていきました。
テレビの特集でVFJを知ったことがきっかけです。大企業で感じていたモヤモヤを解消し、自分の意思でキャリアを選び直すための選択肢になるかもしれないと思いました。
参加を決めた理由は二つあります。一つ目は、あえて今の自分から最も遠く、簡単には想像できない環境へ飛び込みたかったからです。「都心から地方へ」「大企業からベンチャーへ」と、前提の異なる場所に身を置くことで、これまで見えていなかったキャリアの可能性が広がると考えました。
二つ目は、挑戦を支える仕組みがあったことです。切磋琢磨できる同期、歴代VFJ生の先輩、定期的に相談できるメンターがいる。未知の環境に飛び込むからこそ、一人で抱え込まずに挑戦できるサポート体制は大きな安心材料でした。
決め手は三つありました。一つは、面談を通じて「千田さんと一緒に働きたい」という気持ちがまっすぐ伝わってきたこと。もう一つは、まちづくり、遊休不動産、地域課題の解決など、事業の幅が広く、若手でも自分事として考え、行動することが求められる環境だったことです。
三つ目は、社長の幅広いネットワークを通じて、政治・経済・地域の最新動向に触れられることにも魅力を感じました。経営者のすぐそばで、社会の変化を捉えながら新しい事業をつくる。その環境なら、自分の視野もキャリアの可能性も大きく広げられると思い、挑戦を決めました。
現在は、約8つのプロジェクトでマネージャーを任されています。北海道の魅力を道外の企業に伝える取り組み、空き家や遊休不動産の活用、高齢化地域での交通の利便性を高める事業など、領域は多岐にわたります。
マニュアルや前例がないテーマも多いため、自ら事業計画を立て、進捗を管理し、必要なパートナーを探します。与えられた業務をこなすのではなく、まだ形のないアイデアを「誰と、どの順番で、どう実現するか」から設計できることが、この仕事ならではの裁量であり、面白さです。
ありがたいことに、信頼して任せていただくプロジェクトが次々と増えています。一方で、テーマも関係者も異なる案件を並行して進めるため、優先順位をつけ、自分だけで抱え込まないことが大きな課題です。
そこで、社長とは定期的に目指す方向性をすり合わせ、必要に応じて周囲に協力を仰ぐようにしています。入社後の数カ月で、迷ったときにすぐ相談できる関係性を築けたことが、難しい局面を乗り越える支えになっています。「任されること」と「一人で背負うこと」は違う。そのことを実感しながら仕事をしています。
現在は、全国のまちづくりと遊休不動産の利活用に関する事業全般を担当しています。空き家や遊休不動産の再生に加え、住民ワークショップや実証実験イベントの企画・事業化など、取り組むテーマはさまざまです。自治体、地域企業、大学、住民の方々など、多様な関係者と連携しながら、地域資源を生かす仕組みをつくっています。
社長のアイデアを事業として形にする難しさはありますが、自分で考えて動いたことが、そのまま事業につながっていく「手触り感」があります。前職では大きな組織の一部として仕事をしていたため、自分の仕事がどこにつながっているのか見えにくいこともありました。今は、誰のどんな課題に向き合い、何を前に進めているのかが見えやすい。そこに大きな面白さを感じています。
まだ分からないことも多いですが、社長と近い距離で議論し、関係者を巻き込みながら事業を前に進められることに、大きなやりがいを感じています。
まずは、今進めている一つひとつの案件を着実に形にし、会社として地域に具体的な価値を返していきたいです。その経験を重ねながら、民間の事業性と、行政や住民が持つ長期的な視点を両立できる「公民連携のまちづくり」に関わり続けたいと考えています。
「なんとなく」就職先を選んでも、働き続けることはできると思います。でも、自分が本当に大切にしたいことを言葉にしないままでは、どこかで違和感が残り続けるかもしれません。
私は、周囲から見た安定や正解ではなく、自分が納得できるかどうかを軸に転職を決めました。その結果、今は仕事に対して「好きだ」と思える瞬間が増え、納得感が仕事の推進力にも、自分自身の成長速度にもつながっていると実感しています。
もし応募を迷っているなら、まずは「何が不安なのか」「その迷いは自分の気持ちなのか、それとも誰かの価値観に影響されているのか」を一度立ち止まって考えてみてください。自分の意思で選んだ挑戦は、たとえ簡単ではなくても、自分のキャリアを自分で切り開いているという確かな感覚を与えてくれると思います。
2年後の自分は、
今日の挑戦で変わる。
エントリーは、面談・ご相談からスタートします。
担当者がお話を伺いますので、お気軽にご連絡ください。