国際経営学を学び留学した私が
佐渡で独立を決めたわけ。

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中村 水咲

卒業フェロー(VFJ→個人事業主)

「自分が本当にワクワクする未来を選びたい」という想いから、VENTURE FOR JAPANへ参加した中村氏。佐渡島で地域の観光商品開発に携わり、現在は個人事業主として旅行コンテンツの企画・編集を手がけている。なぜ地方というフィールドを選び、独立という道へ進んだのか。VFJで得た学びと現在の挑戦について伺った。

変化の時代を生き抜く力を求めて

当時の就職・転職活動で考えていたこと、感じていたことはありますか。

会社の規模が大きくなり、都市部で働くほど、お客様との距離が遠くなり、自分自身が直接価値を届けている実感を持ちにくいのではないかと感じていました。

当時コロナ渦であったこともあり、変化が大きい時代の中で、肩書きに頼らず、自ら課題を見つけ、考え、価値を生み出せる人になりたいと思うようになりました。

大企業や都市部で働き、まずは基盤を築くという選択肢も最後まで迷いましたが、自分がワクワクする未来を選びたくて、佐渡での就職を決めました。

なぜVFJを選んだのでしょうか?

早いうちから裁量を持って挑戦できる環境に身を置くことが必要だと考え、VFJに辿り着きました。
2年で力をつけて独立したいと思い、VFJに挑戦しました。

企業の決め手や、どんな部分に魅力を感じたか教えてください。

地域全体の活性化に関われる仕事ができること、そして経営課題を抱える企業がどのように変化・成長していくのかを間近で学べることの2つが決め手でした。

島という限られたフィールドだからこそ、地域全体の現状を捉えやすく、より本質的な課題に取り組めるのではないかと考えていました。また、私が入社した企業は、当時コロナ禍で大きな影響を受け、経営再建の専門家のもとで、V字回復を目指している最中でした。そうした過程に一員として加わり、企業や地域の未来を一緒につくっていけることに、魅力を感じました。

そして何より、実際に佐渡に行き、心惹かれたことが決断を後押ししました。自然との豊かな暮らしが守られ、受け継がれてきた佐渡に大きな可能性を感じ、ここで自分も挑戦してみたいと思いました。

「今の環境で自分にできることは何か」考え続けた2年間

入社後はどのような仕事を担当しましたか? 印象的だったプロジェクトや任された裁量についてもエピソードがあれば教えてください。

地域の新しい旅行商品の企画・開発を担当しました。

これまで定番観光地を巡るプランが中心だった中で、ローカルな旅を楽しみたい方や海外観光客、富裕層など、新たな層にも楽しんでいただけるよう、佐渡ならではの文化や暮らしに触れられる体験を企画しました。

商品化にあたっては、顧客満足だけでなく、地域の方にとっても価値があるか、企業が抱える経営課題の解決につながるかを考えながら、企画しました。簡単ではありませんでしたが、地元の方と一緒に商品をつくり、「ありがとう」と言っていただけたことや、参加者からお礼のお菓子が届いたことは、とても印象に残っています。

最も苦労したことは何でしたか? 挫折しそうになった経験や乗り越えたきっかけがあれば教えてください。

経営層と現場では、それぞれ立場や考え方が異なるため、その間に立ってコミュニケーションを取ることに苦労しました。

そのようなコミュニケーション課題に悩まされた時は「自分は何のために新潟に来たんだろう」と思い、挫折しそうになったこともありました。

そんな時に、メンターや周囲の方々が支えてくださり、「今の環境で自分にできることは何か」を一緒に考えてもらえたことで前向きになれました。この経験を通して、自分自身が変わることで状況も変えられるという考え方を身につけることができました。

「どんな環境でも、自分から変えられることは必ずある」

自分自身がVFJに挑戦して最も成長したと思うことは何ですか? 参加前と現在で変化したことや、身についたスキル・考え方があれば教えてください。

一番は、「自責思考」が身についたことだと思います。

最初の1年間は、思うようにいかないことがあると環境や周囲のせいにしてしまうことが多くありました。

しかし、メンターの方々との対話を通して、「どんな環境でも、自分から変えられることは必ずある」と考えられるようになりました。

その結果、仕事を前向きに楽しめるようになり、自分から周囲に働きかけて少しずつ変化を生み出せるようになったと感じています。

卒業後、具体的にどのようなキャリアを選択されましたか? 現在の仕事内容やVFJの経験が活きていると感じる場面があれば教えてください。

個人事業主として独立し、旅行を通して地域の魅力や人とのつながりを届ける事業に取り組んでいます。

VFJで身についた「どんな環境でも、自分にできることを考えて行動する姿勢」は、現在の仕事でも大きく活きています。また、「この仕事は本当に誰かの役に立っているか」「自分が本当に実現したいことは何か」を常に問い続ける習慣も、VFJで得られた財産だと感じています。

AI時代を生き抜く力とは

個人事業主として現在取り組まれている事業はなんですか?

現在は、その地域ならではの魅力を伝えるため、2つの事業に取り組んでいます。

1つ目の「SADOTIMES」では、佐渡の自然や食、文化、そこで暮らす人々の魅力を伝える旅行コンテンツの企画・編集を行っています。佐渡に暮らす一人の住民として、この土地ならではの風土を届けています。

2つ目の「meal for bridge」では、日本を訪れる外国人旅行者と地域の人々を食を通じてつなぐ交流サービスを運営しています。地域の飲食店で一緒に食卓を囲み、食や会話を通じて、その地域の暮らしや文化に触れられる体験を提供しています。

将来的に考えているキャリアやビジョンがあれば教えてください。

今は「いつもとは違う日常に触れることで、価値観や視野が広がる旅」をより多くの人に届けたいと考えています。
ゆくゆくはこの活動を通じて、ローカル資源(各地域の暮らしや文化)を社会に伝わる価値へと転換する仕組みづくりができる人になれることを目指しています。

応募を迷っている方へ一言お願いします。

生成AIの普及により、これまで人が担ってきた仕事の一部が代替されるなど、働き方が大きく変わりつつあります。

だからこそ、自分で課題を見つけ、考え、周囲を巻き込みながら行動できる力は、これからますます価値の高いスキルになると信じています。

VFJを自分自身に投資できる貴重な2年間として、ぜひ一歩踏み出してみてほしいです。

entry/contact

2年後の自分は、
今日の挑戦で変わる。

エントリーは、面談・ご相談からスタートします。
担当者がお話を伺いますので、お気軽にご連絡ください。