地域を代表するホテルの大規模リニューアル×DXに挑戦し、『地方観光の発展の幹』を創る。
浦島観光ホテル株式会社
和歌山県
- 代表取締役社長
- 松下哲也
事業拡大・事業革新 × 観光業
profile
一般社団法人イシノマキ・ファーム
【公式オンラインストア】https://ishinomakihop.stores.jp/
【ISHINOMAKI HOP WORKS】https://www.ishinomakihopworks.com/shop
高橋由佳さん
二輪メーカーにおいてモータースポーツに従事し自らもレースに参戦。その後、教育・福祉分野の専門職を経て、2011年3月、こころの病を持つ人たちの就労・就学支援を行うNPO法人Switchを設立。主に精神障害者や発達障害者の就労支援を行う。活動を通じて障害者に限らず社会には多くの就労困難な方々が存在することを知り、2016年に「Social firm」を理念とした社会的企業を目指し、コレクティブインパクト型の事業を軸とした一般社団法人イシノマキ・ファームを設立。現在は、2022年より日本郵政ローカル共創イニシアティブでソーシャルファームによる共創事業を構築中。地域における社会的価値を経済的価値のエコシステムを目指す。
step up研修あり
この求人では、実務と並行してVFJ独自の研修
プログラム「step up研修」に参加いただけます。
研修にて、経営知識の取得や起業家マインドの
醸成をバックアップします。
introduction
2011年3月2日、障害者の就労支援を行うジョブコーチを務めていた代表の高橋由佳は、「NPO法人Switch」を宮城県仙台市で立ち上げました。法定雇用を満たすためだけに雇われた障碍者の人権が無視されるような現場を見て来た経験から「人権、平等性」を守りたい、という気持ちでの創業でした。
が、設立9日目で、あの東日本大震災を経験することになります。
その後、宮城県南三陸町、石巻市でボランティア活動をしながら、様々な人たちで出会う中で、NPOの活動再開を決意。6月1日に職員が集まって再スタートを切り、仙台市で就労支援活動を始めることになります。
2013年には、被災地での不登校学生をリカバリーさせるための伴走支援拠点として「ユースサポートカレッジ 石巻NOTE」を石巻市に開設。
10代、20代の若者を対象に個別相談、就学・就労などのサポートを行う中、心の問題を抱える若者を対象にしたリハビリプログラムの一環で行っていた「農作業」が、若者を元気にすることを目にすることになります。農業が持つ力の可能性を感じ「農業に特化した就労支援を行えば、社会的弱者といわれる人たちを元気にできるのではないか」と、2016年に「Social firm」を理念とした社会的企業、一般社団法人イシノマキ・ファームを立ち上げる事になりました。
知人経由でホップの株を譲り受け、津波の被害を受け使われなくなった石巻市北上町の耕作放棄地で栽培を始めたところ、ホップが実をつける様子、いわゆる「グリーンカーテン」に魅了されました。そうしてホップが好きになり栽培を続けていると「ホップ栽培しているなら」と、ビール造りの提案を受けたことから、岩手の酒造会社に醸造を委託し、2017年にはクラフトビールの「巻風エール」を商品化することになりました。
ただ、委託醸造で巻風エールを商品化はしたもの、出来れば自分たちで自分たちの地域・石巻のものとして作りたい、という気持ちがありました。
実際、石巻市内での自社製造を期待する声も多くなった折、石巻の中心街で長年にわたり営業していた老舗映画館「日活パール劇場」が売りに出されることを知ります。市民の方々に愛されてきた貴重な文化遺産が買い手がつかなければ取り壊されると知り、施設の購入を決断しました。こうして2022年に自社ブルワリーである「イシノマキホップワークス」の設立されました。そして2024年にはビアスタンド「イシノマキホップワークス タップルーム」をオープンさせ、今、お店は市民の集う場所となっています。
経済合理性、という言葉がありますが、その言葉の裏側で社会的に排除されている人たちがいると思っています。
誰かに「所属がない」という状況を無くしたい、というのが私たちの想いです。障害者であれ、健常者であれ、誰しもが所属する場を求めていて、人の役に立ちたい、と思っている。その人のバックボーンがなんであれ、どんな人であれ、働く選択肢を自分で獲得できる、そうした社会を作りたいと、私たちは考えます。高橋自身、イシノマキ・ファームの歴史は、そのチャレンジの歴史だと思っています。
今でこそ、ソーシャルインパクトへの理解は進んできましたが、まだまだ課題は多いです。
もっとも分かりやすい課題は「社会性」と「経済性」の両立。一般社団や、NPOは、お金ががない状態が当たり前になっています。社会性を発揮したいという大義とは裏腹に、資金調達のために奔走し、例えば日々助成金申請のために労力を割き、それでも制度上、人件費を上げることが出来ない、そのような実態があるのです。せっかくの大義や志があるのに、疲弊していってしまう現実も見て来ました。なんとかこれを乗り越えたい、というのが自分たちの想いです。
だから、ある意味で「福祉の枠じゃないところでやる」という事も重要だと思っています。つまり、通常の経済市場で勝負をする、という事です。
そのために、ある部門を切り出して株式会社にする構想もあります。自社の想いが社会性の高いものであるのなら、経済性を担保しながら、自社の理想を具現化していく、それをやり遂げなければならないと思うのです。
また、私たちのようなソーシャルセクターの組織は、学生や企業研修の受入先になったり、国政を担う方々に研修をする機会を恵まれてもいます。そのこと自体はありがたい事なのですが、そうであればこそ、私たちが地域の社会起業家としてその方たちに自立した姿を見せていく、という事に意味がある、と思っています。
ソーシャルの現場は、知見の宝庫。地域の知見、人の知見、その人しか持っていない知見は、企業でこそいかせることでもあり、マネタイズポイントが多くあるのです。であればこそ、自分たちがそれを活かせる企業となり、そうした社会にしたい、それが私たちの描いている姿です。
先日5月3日、代表高橋の誕生日を祝して頂いて、「バブリーYUKAドネーションイベント」(笑)という催しを開催しました。
上述の「タップルーム」にて自社のビール「RED IPA」を飲みながら、地域の方々と一緒に乾杯し、また隣のシアターキネマティカでトークイベントをしながら、日活さんのご協力のもと映画の上映会を開催しました。
上映した映画は、加賀まりこさん主演「月曜日のユカ」(笑)。高橋が生まれたのが、実はこの映画ができた1964年。そして同じ名前の「ユカ」、ブルワリーの場所は元映画館の日活パール劇場と、つながりがたくさん込められたイベントだったんです。
タップルームでは、ピザ釜でピザを焼いたり、干し芋の販売をしたり、地域の仲間の鹿肉の提供をしたりしながら、代表高橋がカウンターでサービングする「バブルな空間」(笑)となりました。※ちなみに、この日の寄付金は就労困難な若者の自立支援プログラム「農村留学プログラム」の運営に充てさせていただきました。
実は、私たちの仕事は、こうして地域・石巻の人たちと、共に日常を暮らしていく場を創っていく事でもあるんです。地域の方々と一緒に、毎日の暮らしの中で、地域を形作っていく、そして地域社会にある課題を、地域住民の方々とともに解いていく、コミュニティービジネス、という側面もまた私たちの事業の横顔です。
当社イシノマキファームは、石巻市からの受託を受けて「石巻市農業担い手センター」の運営をしています。このセンターでは、農に携わる人々を増やすための活動をしています。仕事の内容は下記を見て頂きたいですが、ここでは石巻市にとって欠かせない農業従事者を育成するために、就農支援はもちろんですが、広い意味で石巻、というこのエリア、コミュニティー全体で農業を応援するためのプラットフォーム作り、言うなれば「まちづくり」を支援しています。
ちなみに、センター長は、石牧紘汰(30歳)です。「イシマキ」という苗字ですが、石巻とは直接関係はありません(笑)。
が、石牧はこの地に震災後のボランティアとして入り、そして、地域に触れることで、地域を知り、そしてまた自身も新規就農事業者としてこイシノマキファームにジョインしています。関東出身で、大学では心理カウンセリングを専攻し、医療メーカーでも勤務していた、というキャリアの持ち主でもあります。
自身新規就農者(桃生町というところでかぼちゃの専業農家をしています)でもある石牧と一緒に、石巻への移住、就農を考える方々に伴走していただくのが仕事となります。
requirements
一般社団法人イシノマキ・ファーム
職種名
石巻農業担い手センター事業の運営
仕事内容
当法人が石巻市からの委託を受けて実施している「石巻農業担い手センター」事業の運営、企画のコーディネーターを担当して頂きます。
【具体的な仕事内容】
新規就農の形で独立を目指す人、家業を継ぐ形で就業する人、農業法人への就職を目指す人、といった就農希望者を「集い」「相談を受け」ながらともに道筋を作っていく仕事です。相談窓口対応などだけではなく、お試し移住や、その他イベントなどを企画して頂きたいと思っています。
【現在の課題】
これまでは、農業への関心が高い人は多いものの、(例えば農地法上の制限など)障壁が高すぎるという状況がありましたが、近年は徐々に緩和されてきています。ただ、環境は整い始めていますが、農業についたイメージの払拭にはまだまだ時間も手間もかかります。その認知を変え、理解をしてもらうための広報的な活動が必要と感じています。
【広報の方向性】
実は、ローカルエリアは土地、や仕事以上に、人のもとに人が集う、という側面があると私たちは考えています。その意味では、自社事業だけにとらわれず、石巻やその周辺のエリアを中心とした、ある意味で「コミュニティ作り」をする仕事なのではないか、と考えています。
実は、石巻には、漁業を通してコミュニティー作りをしていった先駆的な資産業の組織である「フィッシャーマンジャパン」さん、という先駆的な法人もあります。同法人のような場を、農の領域でも作り上げたい。
農業と地域。というよりも、私たちは地域は農に包含されるとも思っています。その意味で、自社事業は、人と土地と地域そのものを育むもの、と思います。ですから、まちづくりに関わる仕事そのものとも言えるかもしれません。
こんな人にオススメ
就業場所
宮城県石巻市
必要な学歴
不問です。
必要な経験
不問です。
必要な資格
自動車免許(入社時まで必要)
雇用形態
正社員(無期雇用)
雇用期間
2025年4月1日〜2027年3月31日
※入社2年経過後、求職者が継続するかを意思決定可能
選考プロセス
書類選考→面接→採用
募集期間
〜2025年3月1日
就業時間
9時00分~17時30分
賃金
月給180,000円~
求人数
1名
福利厚生・待遇・社内制度
– 賞与:有り(今年度より支給)
設立年(西暦)
2016年
年商
8400万円
社員数
役員5名、正社員8名、バートアルバイト2名
所在地
宮城県石巻市北上町女川字泉沢13番地
電話番号
0225-25-4144
FAX
0225-25-6869
2年後の自分は、
今日の挑戦で変わる。
エントリーは、面談・ご相談からスタートします。
担当者がお話を伺いますので、お気軽にご連絡ください。