第05期
西古紋
卒業フェロー(VFJ→継続)
立命館大学を卒業後、人材会社を経て株式会社舞台ファームに入社した西古氏。大規模プロジェクトの責任者に抜擢されるという大きな挑戦の最中、西古氏がVFJで得た学びと、見つけた「自分らしい働き方」とは?
西古紋
立命館大学を卒業した後、新卒で京都の人材系企業に入社しました。そこで4年間経営直下のポジションで働いていたんですが、4年目に差し掛かったタイミングで「そろそろ自分のチームに優秀なメンバーを迎えたい」と感じるようになりました。そんな時、NewsPicksでVFJ代表の小松さんの記事を見つけたんです。VFJの仕組みや考え方が、自分の働き方とすごく重なると感じて、「このスキームを自社にも導入できないか」と思い、思い切って小松さんにアポを取りました。でも当時はお断りされてしまって(笑)。ただその後もVFJとはつながりがあり、最終的にご縁があって舞台ファームに転職しました。現在は、舞台ファームの未来戦略部に所属しています。
前職でも色々とチャレンジはしていたのですが、仲間を集めるのが本当に難しかったです。理想を語っても、そこに人を惹きつけるだけの覚悟が自分にはまだ足りなかった。そんな中で、舞台ファームの社長が「私たちは日本の食料を国民に安定供給する会社になる。農業業界の大規模化が進む中で、上位5社に入る存在になる」と採用動画で語っていて。その言葉に、本当にワクワクしたんです。社長の夢に心から共感して「ここに飛び込みたい」と思い転職を決めました。
入社後は未来戦略部という経営企画室にあたる部署に配属されましたが、当初は『会社の困りごとを解決する何でも屋』という感じで、明確なミッションがあったわけではありませんでした。なので、最初の半年間はキャッチアップとできることをアウトプットし続け、目の前の課題を解決することで貢献していこうと動いていました。
たとえば、オウンドメディア「舞台裏(※butai-ura.com)」 の立ち上げは、入社2週間目の経営会議で、「僕が入りたいと思えるくらい面白い会社なのに知られてないのはもったいない!」と提案して立ち上げたものです。現在もメディアには関わりつつ、信頼できるメンバーと一緒に広報活動をしています。その他にもインターン企画やマーケティング戦略を考えたりしながら様々な業務に取り組んでいましたが、半年ほど経過したタイミングで建設費50億円の食品加工工場の新設プロジェクトを任されました。今はその責任者として、日々学びながらも全力で取り組んでいます。
僕は工場新設の仕事自体初めてでしたし、知識も少ない状態からのスタートでした。プロフェッショナルな関係者の皆さんに囲まれる中で、自分が責任者としてプロジェクトをまとめていくことにはプレッシャーを感じましたし、企画の大きな変更で体力的にしんどいこともありました。
ですが、不思議と「辛い」とは思ってなくて。ハードシングスと言えるものはあまり思い浮かばないですね。むしろ舞台ファームに入ってから、「人生って幸せだな」と感じるようになりました。仲間もいますし、優秀できちんと責任感のある役員陣が見てくれている。そうした環境で自分が必要とされている実感がある。そう思える環境だからこそ、大変さのなかでとてもポジティブに自分のミッションに向き合えているのだと思います。
自分にとって一番辛いのは、可能性を閉ざされることなのだと思います。無力感とか、何もできないなかでプライドだけが高く、期待はずれの成果になってしまったり、「君は必要ない」と思われたりすることは辛い。なので、ちゃんと信頼されて一つの目標に向かって全力で走れる今の環境は自分にとってすごくありがたく、健全な成長環境なんです。
もちろん、どんな人でも「前向きになれる条件」が揃わないと、前には進めないと思いますから、その点では僕はとても恵まれていると思います。
まずは圧倒的に経営の全体像を知ることができたことですね。VFJの特徴かもしれませんが、経営に必要な情報にアクセスできる環境で働けるのが本当に大きいです。
そのなかで舞台ファームは中規模から大規模まで様々なプロジェクトをやりながら多くのステークホルダーと仕事をすることが多いので、仕入れ・生産・販売・加工・マーケティング等、ビジネスの川上から川下まで全部知らないと経営企画やプロジェクトの責任者を担当することはできないと感じます。だからこそ、実践を通じてスキルやマインドセットがかなり鍛えられましたね。
正直、まだ模索中です。ですが2年間この環境に身を置いて一番感じることは、「人生で何度もない経験」を沢山させてもらえているということです。
VFJの期間を通じて、自分自身の視座は確実に上がりましたが、やはり社長や経営陣の方々に比べるとまだまだ知識も経験も及びませんし、今のプロジェクトも並大抵の覚悟ではやり遂げられないと思っています。ですが、だからこそチャンスだと捉えています。今のプロジェクトをやりきることで、どこへでも進んでいける自信がつくと思っていますし、自分の人生の幅が広がるのではないかと。今は任されていることをやりきることが一番の目標です。
その後のキャリアは、走りながらきちんと自分で考えたいと思います。舞台ファームもその頃にはもっと多くのプロジェクトをやっていると思いますし、自分が残りたい会社かもしれません。どんな選択であれ、その方向に対して自分で自信をもって進んでいけるようになりたいです。そしてしっかりお金も稼ぎたいですね。
VFJに限らず、就職・転職において「自分に合う環境かどうか」をちゃんと見極めることがすごく大事だと思います。
「ここだったら頑張れる」と思える場所を、自分で戦略的に探して選ぶことがキャリアには必要だと思います。若いうちは方向性が多少フラフラしてても大丈夫。大切にしたいのは「ここでなら本気でやれる」と思える場所に飛び込むことではないでしょうか。自分がつまらないと感じる環境や力を発揮できない環境が分かっていて、もしVFJが一番良さそうだったら飛び込んでみる。そういう覚悟の決め方、キャリアの選び方もありではないかと思います。
2年後の自分は、
今日の挑戦で変わる。
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