日本の内装業界にITイノベーションを起こし続けている社長とともに新規事業を生み出す

株式会社 トラストワン

福島県

代表取締役
森 雄太

2023.02.01 UPDATE

step up研修あり

新規事業 × 内装

profile

企業・経営者プロフィール

  • 株式会社 トラストワン

    2007年2月 創業、商業施設向けの家具製造を開始する。

    2007年10月 東京都江東区に本社を移転する。全国に事業展開する大手企業との取引本格化。

    2013年 東京都品川区に本社を移転し本社に営業、設計部門を移管・集約する。

    2017年 東京都中央区に本社を移転。業容拡大を受け営業部門と設計部門をそれぞれ設置するとともに人事・総務・経理部門を設置。IT担当役員を専任する。

    2018年  東京都千代田区に東京オフィスを移転。(東京本社とする)

    2018年 福島オフィス(工場)を本店とする。

    2018年 資本金50,000(千円)に増資を行う。

  • 森 雄太さん

    1979年生まれ、福島県南相馬市出身
    福島県南相馬市の高校を卒業後東京の建築専門学校にて設計を勉強。卒業後地元福島の店舗内装会社に入社。そこで内装の基礎的なことを身につけることができた。その会社も27歳の時に倒産してしまう。
    倒産を同じく経験した残ったメンバーとトラストワンを立ち上げる。

step up研修あり

この求人では、実務と並行してVFJ独自の研修
プログラム「step up研修」に参加いただけます。
研修にて、経営知識の取得や起業家マインドの
醸成をバックアップします。

introduction

企業紹介

ドラマをキッカケに 興味を持った建築業界へ

建築業界に興味を持ったのは、高校3年生の頃です。建築家が主人公のドラマ「協奏曲」を観て、何十年も残っていく“建築”というもののカッコよさに惹かれました。大学へ進学しようと受験勉強をしていたんですが、当時、大学から建築業界への就職率がとても低いと知って、東京の専門学校に進学を決めたんです。

専門学校の卒業後は、地元である南相馬市で就職しようと思っていました。しかし、いざ就職の時期になると、地元に建築関係の仕事がなかったんですよね。親からの紹介でやっと見つけたのが、福島に本社を置く家具製造の会社でした。

会社の倒産を受けて 工場メンバーとそのまま起業

就職先の労働環境は厳しくて、1日2時間眠れたら良い方。家具製造、トラックを運転しての運搬作業、お客様への納品、と工程のすべてに携わっていました。繁忙期になれば、3ヵ月くらい休みなしですよ。でも、辞めたいと思ったことはありません。流れ作業でいつも同じ業務をこなすような仕事でなく、毎日新しいことに携われるので飽きなかったんです。

21歳で入社して6年程働く間に、会社は家具製造のみでなく、徐々に内装工事にも事業を拡大しました。しかし残念ながら経営難に陥り、私が27歳の頃に倒産してしまいました。当時多くの社員がいたんですが、そのメンバーと一緒に働き続けたかったので、工場のメンバーと「一緒にやろう」と話し合い、会社を作ることになったんです。

立ち上げた会社のコアメンバーは、私と工場長の2人。他のメンバーを含めると約15人でのスタートでした。それまでは別に、起業したいなんて思ったことなかったんですけどね。当時、営業担当でお客様と繋がっていたのが私だけだったので、自然と周りから「頼んだ」という形で経営者を任されたんですよ。

ですから、何の覚悟もなく起業することになりました。しかし私は、やると決めたらブレませんし、やると言って途中で諦めたこともありません。起業して13年目、現在は家具作りから内装全体のプロデュースまで行っており、新規事業も展開していく予定です。建築が長く残るのに対して、内装の仕事は回転が早いのが面白さです。誰もついて来られないくらいのスピード感を持って、内装×ITの事業を作っていきたいと思っています。

資金繰り、そして東日本大震災の被害を乗り越えてきた

起業してもっとも苦労したのは、お金周りですね。倒産前、私は5億円くらいの仕事を回しており、起業後も当時のお客さんから仕事を受注して、ある程度の売上を立てられました。しかし業界的に、お金が出ていくのは早いのに、逆に手元に入ってくるのが遅いんです。会社としての信用がない時代は、着工前に資材費の請求を前払いで依頼されることも多かったのですが、売上が出るのは工事を終えて数か月後なんていうこともあり、軌道に乗るまでは、本当に大変でした。

また、東日本大震災の影響も大きかったですね。南相馬市は災害や原発事故によって立ち入りが制限されたため、工場にあった資材を持ち出すことも難しくなりました。外からも資材を配送してもらえない状況でした。そのため、一時的に工場の県外移転を余儀なくされました。幸いにも岩手県の工場を間借りできたので、アパートを手配し、社員を家族ごと避難させました。

その様な状況でも、会社を守るためには、なんとしても事業をやり続けなければいけません。資材は大阪にまで買い付けに行くなど、まさに日本中からかき集めました。一度お客様が離れてしまったら、戻ってくることは期待できません。ですから、たとえ利益が出なくても必死で事業を継続し、お客様を繋ぎ続けました。結局、東日本大震災後も仕事に穴は空けませんでしたね。

南相馬や被災地の復興とは、堤防や施設が建てられ、除染土が片づくことで達成されるものではないと考えています。新たな挑戦の先に、社会に必要とされるモノやサービスを生み出し、その対価をもって、この土地で多くの仲間が営みを取り戻すこと。それこそが、本当の復興ではないでしょうか。
まだまだ地域を支えられるほどの力はない小さな会社ですが、地域を代表する会社となれるように頑張っています。

お客様の課題を捉え、 業界の常識を変える新規事業に挑戦

内装業界の常識の中には、さまざまな課題があると思っていて、現在、その課題解決に向けた新規事業を進めています。

例えば飲食店等を開業しようとした場合、候補物件を見つけたら、内装業者のところへ行って見積もりを取ろうとしますよね。しかし、業界の現状としては、内装の見積りはその場ですぐに出せるものではありません。候補物件の現場を見て打合せを行い、図面を描き、そして見積りを提出する。だいたい見積りが出るまで2ヵ月程かかります。

ですが、良い物件は早く借りないと埋まってしまいますので、依頼する側はそんなに待っていられません。

そうすると、内装見積りを見てから物件を比較検討することも難しいですし、早めに物件を借りすぎると、内装見積りやデザイン案を受け取るまでの期間に余計な家賃が発生してしまいます。つまり、現在の内装業者による見積りは、「見積りを知った上でより良い物件や内装を選びたい」というお客様のニーズに合っていないということになります。
ですから、その場で見積りが出せるようなシステムを開発し、サービスを開始しました。ウェブサイト上で平面図、坪数等の物件情報を入力し内装デザイン案を組み合わせると、即時に料金が算出される仕組みです。このサービスでは、お客様が選択できるデザイン案を来年までに1,000点ほどに増やしたいと思っています。

他にも、例えば飲食店のお客様からランチ単価や平日の回転予測等の情報を頂くことで、事業収支の簡単な5ヶ年計画を出すサービスも考えています。これがあれば、事前に返済計画をイメージできるので、融資が受けやすくなるはずです。元々、内装のプロデュースをする際には、お客様のおおよその収支計画をこちらでイメージした上でデザイン決めや資機材選びをしているので、それをよりお客様に活用して頂ける様な仕組みにしたいですね。
また、店内のデザイン画にVR機能を追加し、新入社員の入社前の事前勉強にVR映像を使うこともできるかもしれません。そうすれば、研修期間の給与コストが削減できると思うんです。

既存の内装事業のみで売上拡大を目指すことは、もはや厳しいと感じています。ですから、こうした新しい事業にも積極的に取り組んでいるんです。とにかくルーチン、つまり誰でもできる仕事はシステム化した方が効率的じゃないですか。こうした新規事業の多くは、若手が担っています。よく雑談の中から事業が生まれ、変化していくので、ついていく方は大変かもしれませんけどね。

事業創生の修羅場をくぐり抜け、 経営者としての力を磨いてほしい

勤務していただく福島の事務所では、総務・経理などの事務部門と工場、東北地方に対応する施工管理の部署が仕事に取り組んでいます。空間デザインの会社ということもあり、開放的な明るいオフィスです。また、福島の事務所は従業員のほとんどが20~30歳代と、若手が主力として活躍する職場となっています。

VFJで来てくれる方には、まず財務関係の仕事をお願いしたいと考えています。資料作りや制作部隊の数字改善など、手を動かしながらすぐ横で手伝ってください。こうしたお金周りの知識は、きっと独立をはじめ将来役立つはずです。
そのうえで、新しい事業の企画・運営にも携わってもらいます。すでに動いている事業はもちろん、案があればどんどん提案してください。まず自分が「楽しい」と思える企画を一緒に考え、一緒に取り組んでいけたらと思います。楽しいことって、誰でも一番頑張れるじゃないですか。私たちは、そうした提案を絶対に潰しません。日々、楽しみながら成長していってください。明るく活発に、自ら考えて動ける方を歓迎します。

当社は東京・大阪のみならずインドネシアにも拠点を構え、内装という古い産業にテクノロジーを持ち込むことで、唯一無二のポジションを作り始めました。イノベーションはすべてが整った環境から生まれるものではなく、さまざまな課題の山の中からこそ生まれてくるものだと考えています。南相馬で被災した家具製造の会社だからこそ、新たな事業を生みだす必要に迫られたわけです。そして、気付けばインドネシア拠点を開設し、デザインや設計のプロセスを立ち上げるなど、業界の先端を走る企業になり始めました。

南相馬という地域だからこそ、新たなことに取り組むチャンスがあります。ご一緒いただく方には経営企画部門を担ってもらいますが、新事業の立ち上げそのものにも関わることになるでしょう。2年後にはゼロから立ち上げた事業を成長軌道に乗せていくまでのあらゆる経験、業務プロセスをグローバルに構築する知見、再生から成長に向けた資金調達や仲間を集める方法などが身に付くはず。事業を創るための修羅場をくぐってきた、そんな経営者になってもらえたら嬉しいです。

地域・スタッフと連携し、 成長環境を作ってお待ちします

経営陣は震災復興に取り組む団体の運営に携わるなど、地域にも積極的に関わっています。さらに従業員には、地元のご当地ヒーローとして活躍している人などもいます。会社としても、復興のシンボルになる建物を手がけてきました。

南相馬への移住には、もちろん不安を感じることがあるでしょう。しかし、被災地で活躍するリーダーや若手スタッフのコミュニティとも丁寧に連携しつつ、受け入れの体制を作っています。是非、一緒に成長を遂げましょう。

requirements

募集要項

株式会社 トラストワン

採用情報

職種名

プロジェクトマネージャー補佐業務(初年度)

プロジェクトマネージャー(次年度)

仕事内容

1年目は現在始めている新規事業を経験しながら、ビジネスの勉強期間にしていただきたいと思っています。現在、弊社で既存事業としての店舗の内装及び家具製造業のノウハウを活かし、DIYに関する事業を新規事業として始めています。DIY事業では、DIYでの家具の組立方法・塗装方法などを動画でわかりやすく伝え、DIYを行うユーザーさんをサポートするサービスになります。その中で、動画制作やSNS運用、図面作成、事務作業などの幅広い分野の仕事に携わってもらう予定です。
2年目は、新しいビジネスを社長や他のPMと一緒に考え、新規事業を作っていくセクションに入ってもらいたいと思います。これまで弊社では内装や家具を店舗向けに工事をしてきましたが、やはり内装工事は投資になってしまい景気に左右されてしまうというのが現状です。そのため、今後は店舗や家具を中心とした新規産業をキャッシュポイントとしていきたいです。
そして、内装や家具、デザイン、不動産等店舗向けの新サービスをプロジェクト化し、プロジェクトマネージャーに選任したのちは、別法人を立ち上げて会社の代表に選任したいと思っています。そのため、若いやる気がある人と仕事をしていきたいと考えており、もし地元でその会社を続けたいのであればそのまま移転をしても構いません。仕事を一緒に楽しめる方をお待ちしております。

就業場所

福島県南相馬市原町区日の出町216-1

必要な学歴

特になし

必要な経験

特になし

必要な資格

特になし

求める人物像

  • Word、Excel、Power Pointの基本的な操作が出来る方
  • 将来独立願望のある方

雇用形態

正社員

雇用期間

2024年4月1日~2026年3月31日

選考プロセス

書類選考→面接→採用

募集期間

特になし

就業時間

8:00~17:30(休憩 90分) ※会社カレンダーによる

賃金

月給 230,000円
賃金締切日:20日
賃金支払日:末日

求人数

1名

福利厚生・待遇・社内制度

  • 通勤手当:有り
  • マイカー通勤:可
  • 諸手当・賞与:無し
  • 昇給に関する事項:有り。年一回(1月)
  • 休日等:土日祝日、夏季休業、GW、年末年始、初年度有給20日
  • 加入保険等:健康保険、厚生年金、労災保険、雇用保険
  • 試用期間:無し
  • 育児休業取得実績:有り
  • 看護休暇取得実績:有り
  • 定年制:有り(65歳)
  • 定年後の勤務延長:有り
  • 定年後の再雇用:有り ※相談による

会社概要

所在地

福島県南相馬市原町区日の出町216-1

電話番号

0244-25-4412

FAX

0244-26-9140

entry/contact

2年後の自分は、
今日の挑戦で変わる。

エントリーは、面談・ご相談からスタートします。
担当者がお話を伺いますので、お気軽にご連絡ください。